こんにちは、ジムパークの谷口です。
突然ですが、『こどもロコモ』って知っていますか?
例えば、「しゃがみ込むと後ろに転んだりする」「片脚立ちで5秒立てない」など、運動器機能の低下のことをいいます。
近年、このような症状をかかえるこどもたちが増えてきています。

ロコモティブシンドロームとは
骨・関節・筋肉などの運動器の機能が低下し、立つ、歩くといった移動機能が低下した状態を指します。高齢者に多い症状ですが、近年こどもにも同様の傾向がみられることから、「こどもロコモ」という言葉が使われるようになりました。

なぜ「こどもロコモ」が増えているのか
スマホ・携帯型ゲームの普及、地球温暖化による影響
近年、こどもの遊び方は変化しています。外で遊ぶ時間が減少することにより、骨や関節、筋肉といった運動器が十分に発達・発育しないおそれがあります。

生活様式の変化
便利な移動手段の発達で、室内で過ごす時間の増加により、日常生活での活動量が低下しています。また、ファーストフードやお菓子など、偏った食生活も影響している可能性があります。

特定の運動の偏り
特定のスポーツばかりをすることで、使われる筋肉が偏り、バランスが悪くなることがあります。

新型コロナウイルスの影響
コロナ禍での外出自粛も、運動不足に拍車をかけ、「こどもロコモ」を増加させる要因の1つとなっています。

運動能力の低下や将来の健康リスクへの影響が懸念されます。
こどもロコモ簡単チェック
(認定NPO法人 全国ストップ・ザ・ロコモ協議会より)
こどもロコモの可能性を次の項目でチェックしましょう。1.体のバランス
両手を広げて、片足で立ってみましょう。ふらふらせずに5秒以上できますか?左右両方やってみましょう。

2.下半身の柔軟性
しゃがんでみましょう。足の裏をつけて、後ろに倒れないでしゃがめますか?

3.上半身の柔軟性
両手をまっすぐ上に上げてみましょう。垂直に上げることができますか?

4.肩甲骨と股関節の柔軟性
膝を伸ばしたまま、指が楽に床につきますか?

5.上半身の動き
じゃんけんのグーを作りながら肘を引き、パーにしながら腕を前に出します。スムーズに行えていますか?パーのとき、手首を指がしっかり反っていますか?

こどもロコモの対策(健康の3要素)
1.遊びを通して運動能力を向上させる
こどもは「楽しいこと」でなければ動いてくれません。遊びの中で運動の機会を増やすことで、柔軟性の向上、バランス能力の向上、正しい姿勢の獲得に繋がります。

2.バランスの取れた食事
バランスの取れた食事を心がけ、丈夫な骨や筋肉を作りましょう。

3.十分な睡眠
こどもにとって睡眠は心身の発達に不可欠なものです。脳の発達(記憶の整理・情緒の安定)、成長ホルモンが分泌させるよう睡眠時間を確保しましょう。

おわりに
まずは、簡単にチェックしてみることも大切です。
日常生活の中で、無理なく取り入れていきたいですね。

広島市佐伯区で理学療法士が運営しております。
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