エビデンスのある療育とは??

エビデンスはありますか?

コロナ禍のころによく聞かれたことばです。

感染対策における根拠など、さまざまなメディアで報道されました。

では『エビデンス』とは何を指すのでしょうか。さらには“エビデンスのある療育とは?”

今回は、『エビデンスのある療育』について深堀りしてきたいと思います。

エビデンスとは

エビデンスとは、主に主張や意見を裏付けるための根拠や証拠『科学的根拠』のことを指します。

医療分野では、『Evidence Based Medicine:EBM』といわれ、根拠に基づいた治療のことをいいます。

エビデンスを形成するためには、研究や実験の結果、統計などの様々なタイプのデータが必要となります。診療ガイドラインにおけるエビデンスレベルとは、研究の信頼性や強度を示す指標となります。

科学的根拠のある療育とは

では『科学的根拠のある療育』とは。

例えば、自閉スペクトラム症(ASD)に対する科学的根拠に基づく介入方法として、『応用行動分析(ABA)』『親主導の言語・コミュニケーション介入』『TEACCHプログラム』『感覚統合療法』などがあげられます。

これらは、「客観的な評価」や「家族の意見を取り入れること」「個別サポート」「好みのプログラム提供」「視覚的なスケジュール提示」「こどもの状況を記録・測定」「家族の教育」など共通の特徴があることが報告されています。

しかしながら、【自閉スペクトラム症の方は『〇〇療法』をやれば大丈夫】とは一概に言えません。

たとえ、同じ診断名であっても、一人一人の状況は異なります。育ってきた環境、性格、運動面・こころの問題など、様々な要素が関与するためです。

エビデンスを重視した療育を実践していくことはもちろん重要なのですが、エビデンスをご利用者様にどのように適応していくか(あるいは適応しないのか)を考える過程が最も重要とされています。

療育を行う際に大切にしていること

大切なのは、なぜその活動を提供しているのか『根拠を説明できること』ではないでしょうか。

見た目は同じように遊んでいても、裏付けがあるのとないのでは、その後の効果が変わってきます。

例えば、『目的地』に行くためには、『現在地』と『目的地』を調べて向かいますよね。これがわかれば、行き方(手段)は、車・電車・バイクなどいろいろと選べるかと思います。

現在地と目的地を調べることは、療育に当てはめると『評価=介入の裏付けとなる根拠』となります。

『評価』を正しく行うことができれば、介入方法(手段)は自ずと選択できます

まとめ

療育における『エビデンス』についてまとめていきました。

ジムパークでは、午前(小集団療育)・午後(個別療育)の選択可能としています。

小集団療育においても『個別療育』の時間を設けており、おひとりおひとりに合わせた療育を重視しています。

ご参考になれば幸いです。

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