こんにちは、ジムパークの谷口です。
ジムパークでは、未就学児専門の療育(児童発達支援)と幼児~小学生を対象とした体操教室(自費サービス)を行っています。
児童発達支援においても、広い運動スペースを設けており、こどもたちが楽しく身体を動かせる環境を大切にしています。
今回は、「幼児期に運動支援を行うことの意義」について、考えていきたいと思います。

運動による感覚経験は育ちの基礎
感覚統合理論とは、人が外界からの感覚情報を脳で処理し、適切に反応するプロセスを指します。特にこどもの発達において、感覚統合が学習や身体能力、感情、社会性に影響を与えると考えられています。
発達障害児は、感覚過敏や鈍麻など感覚の問題が多くみられると言われています。

感覚統合を促進するためには、遊びや運動を通じて、様々な感覚を経験することが大切です。
例えば、砂場遊びやブランコ、滑り台などの遊具は、重力や動きに対応する感覚を養うのに役立ちます。
感覚統合を発達するための内的欲求とは
すべてのこどもたちには、感覚統合を発達させるための内的欲求があります(A.J.Ayesより)。
例えば、ちいさなお子さんでも自然と這ったり、立ち歩いたり、登ったりしますよね。
大人が指示しなくても、自分の発達のための機会を求めて、成功するまで繰り返し挑戦しています。
最初はうまくいきませんが、失敗しながらスキルの習得をしています。

感覚の過敏さや鈍麻、運動の不器用さがあると内的欲求が妨げられてしまう
例えば、感覚の過敏さがあると、環境に対する不安さや恐怖心により、新しいことにチャレンジすることが妨げられてしまいます。
反対に、感覚の鈍麻では感覚の探求行動(ゆれる、登る、大きい声を出す等)が多くなります。結果として、新しい遊びを行うことより、感覚を満たすことを優先してしまいます。
運動が不器用な場合は、自己肯定感の低さから、「できない」とあきらめてしまうことが少なくありません。
これら要因から、内的欲求(主体的・自発的な行動)が上手く機能しないことがあります。
そのため、お一人おひとりを評価しながら、環境調整やスキルの獲得などの戦略を通して、生活障害を取り除くことが重要です。

おわりに
ジムパークでは、「運動が好きになること」を大切にしています。
いろいろなことに挑戦できること(内的欲求)が発達の土台となります。

広島市佐伯区で理学療法士が運営しております。
専門的なサービスを提供いたいします。
すべてのお子さまに発達検査を実施し、根拠のある療育を実施いたします。
運動療育により、発達の土台を育てます。思いっきり体を動かせる環境です。
集団・個別療育をご選択いただけます。
駐車場完備で安心して通えます。
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