感覚運動経験は社会性の向上に繋がる??

こんにちは、ジムパークの谷口です。

ジムパークでは【発達の土台作り】を理念として掲げています。

今回は、「感覚運動経験と社会性」について考えていきたいと思います。

サリーアン課題とは

サリーアン課題」とは、[こころの理論]をはかるのに用いられる心理検査です。

以下、検査の内容です。

2人の人形(サリーとアン)とボールを使います。

サリーがボールをカゴに入れた後、別の場所に移動します。

その後、アンがそのボールを箱の中に入れます。

この時、サリーはボールが箱に移されたのを見ていません。

課題では、サリーがボールを探す場所を尋ねます。正解は、[サリーがボールを入れたカゴ]です。なぜなら、サリーはボールが箱に移されたことを知らないからです。

自閉スペクトラム症(ASD)のお子さんは、心の理論、特に他者のための信念を理解するのが苦手なため、サリーアン課題を解くのに苦労することがあります。

自己運動経験と他者行動への注意・理解

教科書的には、5歳ぐらいでサリーアン課題をクリアできます。

1歳3か月頃に他者の誤信念課題を理解する基礎が出来てくると言われていますが、この際に感覚運動経験が重要となります。

例えば、他者をみるとき、自分が遊んだ経験があるおもちゃで遊ぶ他者をよく見るようになります。自分の経験があると、「あの人は次にどんな遊びをするのかな?」と興味が出るようになりますよね。

つまり、感覚運動経験に基づいて、他者への興味が発達します。

自分の運動経験(身体表層機能)は、相手の心を推察するような【心の理論の発達】の基礎になります。

おわりに

ジムパークでは、運動療育を中心として、社会性の発達の基礎作りにも根拠を持って対応いたします。

児童発達支援(公費療育のご案内)

広島市佐伯区で理学療法士が運営しております。
専門的なサービスを提供いたいします。

すべてのお子さまに発達検査を実施し、根拠のある療育を実施いたします。

運動療育により、発達の土台を育てます。思いっきり体を動かせる環境です。

集団・個別療育をご選択いただけます。

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